春の花粉から冬の融雪剤まで。季節が変わるたびに、愛車への脅威も変わる。
車の汚れに「オフシーズン」はありません。 春は花粉と黄砂、夏は紫外線と虫の固着、秋は樹液と落ち葉、冬は融雪剤と凍結—— 季節が変わるたびに、ボディへの負荷も変わります。それぞれの季節に合わせたケアが、コーティングの効果を最大限に引き出します。
日本の四季は美しい一方で、愛車にとっては年間を通じてさまざまな試練の連続です。 コーティングが施工されていれば汚れは落ちやすくなりますが、放置すれば被膜自体を傷める原因になります。 季節ごとの汚れの特性を知ることが、正しいケアの第一歩です。
花粉・黄砂
花粉は雨に濡れるとペクチンという成分が溶け出し、塗装に固着。黄砂は微細な砂粒で、拭き取り時に傷の原因になります。
→ こまめな水洗いで花粉を流す。乾いた状態で拭かない。
紫外線・虫・水垢
強烈な紫外線がコーティング被膜を徐々に劣化させます。虫の死骸は酸性・アルカリ性が強く、長時間放置すると塗装を侵食します。
→ 虫の付着は早急に除去。駐車は日陰を選ぶ。
樹液・落ち葉
樹液は強い粘着性を持ち、固まるとポリッシャーでも除去困難になります。落ち葉が湿った状態で放置されるとシミの原因になります。
→ 樹液は早めに専用クリーナーで除去。木の下の駐車を避ける。
融雪剤・凍結
融雪剤(塩化カルシウム)は金属を腐食させる強い塩分を含み、下回りやボディ下部に付着すると錆の原因になります。
→ 降雪・凍結後は早めに下回りも含めて洗車する。
春は一年で最もこまめな洗車が必要な季節です。 花粉は乾いた状態では比較的落としやすいですが、雨に濡れてペクチンが溶け出すと、24時間以内に塗装やコーティング面に固着し始めます。
黄砂との同時飛来も多い春は、ボディ表面が研磨剤をかけたような状態になります。 この状態で乾拭きすると細かい傷が入るため、必ず水で十分に流してから洗うことが鉄則です。
雨が降った翌日こそ、洗車のタイミング。
濡れた花粉を乾かす前に流す。
SPRING CARE / 春のケアポイント
夏のボディへの最大の敵は紫外線です。長時間の直射日光はコーティング被膜を少しずつ劣化させ、撥水性の低下を招きます。 コーティング施工車でも、屋外保管が続く夏は特にメンテナンスの意識が大切です。
また、走行中に付着した虫の死骸はアルカリ性が強く、特に夏の高温環境では短時間で固着します。 フロントバンパー・ボンネット・ミラーに多く付着するため、気づいたらすぐに除去することが重要です。
SUMMER CARE / 夏のケアポイント
秋は樹液・鳥のフン・落ち葉によるシミが増える季節です。 樹液は乾燥すると非常に硬くなり、通常の洗車では除去できなくなります。 発見したらすぐに専用クリーナーで対処することが、塗装を守る最善策です。
冬に入ると、降雪地域では融雪剤(塩化カルシウム)が最大の脅威になります。 道路に撒かれた融雪剤は走行中に下回り・ホイールハウス・ボディ下部に付着し、放置すると錆や腐食の原因になります。 降雪・路面凍結があった後は、できるだけ早く下回りも含めた洗車を行うことを強くおすすめします。
冬の洗車は「下回りも含めて」が鉄則。
融雪剤の塩分は、放置するほど深く浸透する。
AUTUMN & WINTER CARE / 秋冬のケアポイント
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